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業界で初めてネイティブな 16ビット分解能に対応した 2チャンネル製品で精度が向上

2018.07.23


マイクロチップ社 0~32Vをワンチップで計測し コストと部品点数を削減する電力監視デバイスを発表




組み込みコンピューティング機器等の低電圧大電力アプリケーションでは、 消費電力を監視、低減する事が非常に重要です。 これらのアプリケーションで電力を管理するには電力を正確に計測する事が前提ですが、 高精度な電力計測ソリューションはしばしば高価で、複数の電圧レールを計測するには複数の ICまたは電源構成が必要です。 こうしたニーズをふまえ、導入の容易な高精度電力計測ソリューションを提供するため、 マイクロチップ社は本日(元記事日付2018年7月20日)、 ワンチップで 0~32 Vを計測する 2および 3チャンネル電力監視デバイスを発表しました。 2チャンネル製品は業界で初めて 16ビット分解能をネイティブにサポートしており、幅広い計測レンジで最高水準の柔軟 性を実現しました。

PAC1932/33は POSシステム、ATM、ビル オートメーション等のアプリケーションの消費電力を 1個の ICで計測するため、 複数チャンネルを 1つのパッケージに統合しています。通常、1 V未満から 20 Vにわたる電圧レンジで複数のレールを効率良く計測するには、 各レールを別々のデバイスで計測する必要があります。 しかし、PAC1932/33を使う事で部品点数を削減してシステムコストを低減できます。 PAC1932/33は 1 V未満から 32 Vまでの電圧レールを計測でき、電流負荷の高低に応じて計測分解能を設定し直す必要もありません。 詳細は www.microchip.com/PAC1932を参照してください。

[ブロック図]



[開発ツール]

PAC1932/33は Linux®および Windows 10ソフトウェア ドライバと組み合わせて動作します。 PAC1932/33はPAC1934とレジスタ互換であり、PAC1934向けの評価用ボード(製品番号: ADM00805)を使う事ができ、 Vsense、Vbus、電力、積算電力を表示可能なグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)を使って開発できます。

[在庫/供給状況]

2チャンネル電力監視デバイスの PAC1932と 3チャンネル電力監視デバイスの PAC1933は本日よりサンプル出荷と量産出荷を開始いたします。(元記事日付2018年7月20日)

詳細はお問い合わせください。

本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2018年7月20日より抜粋した内容を掲載しています。

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