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マイクロチップ社の最高性能シングルコア DSCを超小型パッケージで提供

2018.09.26


マイクロチップ社 タイム クリティカル制御アプリケーション向けに DSP性能を高めた新しい dsPIC33CKデジタルシグナル コントローラ(DSC)を発表




マイクロコントローラ(MCU)を使った設計のシンプルさとDSPの高性能なデジタル信号処理能力を求めるシステム設計者のために、 マイクロチップ社は新しい 16ビット デジタルシグナル コントローラ(DSC)ファミリを提供します。

タイム クリティカル制御アプリケーションでより高速に決定論的制御性能を発揮するように設計された dsPIC33CK DSCは、 割り込みレイテンシを低減する拡張されたコンテクスト選択レジスタを備え、新しい命令によりデジタルシグナル プロセッサ(DSP)ルーチンの実行を高速化します。

dsPIC33CKシングルコア ファミリは、最近発表した dsPIC33CHデュアルコア ファミリと同じコアを使っています。 本ファミリは従来のシングルコア dsPIC® DSC のほぼ 2倍の性能(100 MIPS)を備えているため、 モータ制御、デジタル電源、その他高度なアルゴリズムを必要とするアプリケーション (車載センサ、産業用オートメーション等)に理想的です。このコアは、界磁方向制御(FOC)アルゴリズムと力率改善(PFC)回路を備えた センサレス ブラシレスモータを複数制御できるように設計されています。

[ブロック図]



[開発サポート]

dsPIC33CKを使った設計には、無償の MPLAB® X統合開発環境(IDE)、 MPLAB Code Configurator、XC16 Cコンパイラ ツールチェーン、MPLABインサーキット デバッガ/プログラマを含む マイクロチップ社の MPLAB開発エコシステムが使えます。

dsPIC33CK Curiosityボード(製品番号: DM330030)は、多機能なプロトタイプを短期間で作成できる低コストで柔軟なプラットフォームです。 マイクロチップ社の MCLV-2および MCHV-2/3システムと組み合わせて使える、 内蔵オペアンプ用(製品番号: MA330041-2)と外付けオペアンプ用(製品番号: MA330041-1)のモータ制御 PIMを提供しています。 Explorer 16/32開発ボード(製品番号: DM240001-2)には汎用プラットフォーム向け dsPIC33CK PIM(製品番号: MA330042)が使えます。 デジタル電源スタータキット(DPSK-3、製品番号: DM330017-3)にはdsPIC33CK256MP508を実装予定です。

[在庫/供給状況]

dsPIC33CKファミリは 8種類のパッケージで提供いたします。dsPIC33CK32MP202は 28ピンパッケージで提供いたします。 本ファミリのピン数は 28~80、最小パッケージサイズは 5×5 mm、フラッシュメモリ容量は 32~256 KBです。

dsPIC33CK Curiosity開発ボードは 11月に提供開始予定です。 MCLV-2および MCHV-2/3モータ制御開発プラットフォーム向け dsPIC33CK PIM、Explorer 16/32ボードと組み合わせて使うための dsPIC33CK PIMは本日(元記事日付2018年9月26日)より提供を開始いたします。

デジタル電源スタータキットは 10月に提供開始予定です。

詳細はお問い合わせください。

本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2018年9月26日より抜粋した内容を掲載しています。

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