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業界最小クラスの消費電力と耐水性、耐ノイズ性に優れた静電容量式タッチ機能内蔵 MCU

2018.06.26


マイクロチップ社 堅牢なチップレベルのセキュリティと Arm TrustZone テクノロジを備えた初めての 32 ビット MCU により、セキュアな IoT エンドポイントの開発を支援




IoT (Internet of Things)エンドポイントが急成長を遂げる中、多くの設計者にとってセキュリティ対策は後回しとなっており、 知的財産(IP)と機密情報の漏洩リスクが高まっています。こうしたセキュリティ ニーズの高まりを受け、 マイクロチップ社は本日(元記事日付2018年6月26日)、SAM L10および SAM L11マイクロコントローラ(MCU)ファミリを発表しました。 詳細は www.microchip.com/SAML11 を参照してください。

これらの MCUファミリは Arm® Cortex®-M23コアをベースにしており、SAM L11はハードウェアと 認証済みライブラリ、IP、アプリケーション コードを分離するプログラマブルな環境である Armv8-M向け Arm TrustZone®を内蔵しています。チップレベルの耐タンパー機能、 セキュアブート、セキュア鍵ストレージとTrustZoneテクノロジを組み合わせると、 遠隔攻撃と物理攻撃の両方からアプリケーションを保護でき、強力なセ キュリティが実現します。

どちらの MCUファミリも消費電力は業界最小で、クラス最高の耐水性とノイズ耐性を備えた静電容量式タッチ機能を備えています。 SAM L10は消費電力ベンチマークの ULPMark™においてスコア 405を達成しました。 このスコアは、EEMBC® (Embedded Microprocessor Benchmark Consortium)が認定している競合製品の最高スコアを 200%超上回っています。 マイクロチップ社は独自の picoPower®テクノロジを使ってアクティブモードと全スリープモードで業界最小の消費電力を達成しています。

「IoT エンドポイントではしばしば低消費電力と強力なセキュリティが要求されます」と マイクロチップ社MCU32部門副社長の Rod Drakeは述べています。 「しかし IoT ノードは急成長を続けており、セキュリティ対策が後手に回っているのが現状です。 SAM L11には、設計の早い段階から計画的にセキュリティ対策を行うのに必要な機能がそろっています。」

TrustZoneテクノロジ以外のセキュリティ機能として、 SAM L11は AES (Advanced Encryption Standard)、GCM (Galois Counter Mode)、SHA (Secure Hash Algorithm)をサポートした暗号モジュールを内蔵しています。 セキュアブートとタンパー検出機能を備えたセキュア鍵ストレージにより、ハードウェア Root of Trust(信頼の起点)を確立しています。 また、セキュア ブートローダによりセキュアなファームウェア更新が可能です。 マイクロチップ社はセキュリティ デザイン パートナー プログラムのメンバー企業である Trustonic社と提携し、 セキュリティを簡単に実装して最終製品を短期間で市場に投入できる包括的なセキュリティ ソリューション フレームワークを提供しています。 マイクロチップ社は Secure Thingz社および Data I/O社とも提携し、 実証済みのセ キュリティフレームワークを持つ SAM L11ユーザにセキュア プロビジョニング サービスを提供しています。

どちらの MCUファミリも マイクロチップ社の最新世代ペリフェラル タッチ コントローラ(PTC)を内蔵しており、 静電容量式タッチをサポートしています。 消費電力をおさえながら水分やノイズの多い環境でも非常にスムーズで効率的なユーザ体験が可能なタッチ インターフェイスを簡単に追加できます。 これらのデバイスは車載、家電、 医療、コンシューマ向けの多くのヒューマンマシン インターフェイス(HMI)アプリケーションに理想的です。

[開発サポート]

すぐに開発を始めて頂けるよう、SAM L10および SAM L11 Xplained Pro評価用キットを提供いたします。 SAM L10/L11 MCU は全製品が Atmel Studio 7統合開発環境(IDE)、IAR Embedded Workbench、Arm Keil® MDK、Atmel START でサポートされます。 無償オンラインツールの Atmel START で周辺モジュールとソフトウェアを設定すると、開発期間を短縮できます。 START は TrustZoneテクノロジもサポートしており、セキュア アプリケーションの設定と展開が可能です。 消費電力をリアルタイムに監視、解析してアプリケーション要件を満たすために消費電力を動的に微調整できるパワーデバッガおよびデータ解析ツールも 提供いたします。 マイクロチップ社の QTouch®モジュール式ライブラリ、2Dタッチサーフェス ライブラリ、QTouch Configuratorを使うと、タッチ機能も簡単に開発できます。。

[在庫/供給状況]
SAM L10および SAM L11ファミリは各種ピン数およびパッケージで本日より量産出荷を開始いたします。

  • SAM L10ファミリの各デバイスは 10,000個単位で提供いたします。
  • SAM L11ファミリの各デバイスは 10,000個単位で提供いたします。
  • SAM L10および SAM L11 Xplained Pro評価用キット(製品番号: DM320204、DM320205)も本日より提供いたします。

    詳細はお問い合わせください。

    本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2018年6月26日より抜粋した内容を掲載しています。

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