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マイクロチップ社 PIC® MCU アプリケーションを簡単に Google Cloud に接続できるクラウド IoTコア向け開発ボードを発表

2019.2.27


PIC MCUアプリケーションの大規模エコシステムでセキュアなクラウド接続を次世代設計に簡単に追加できるソリューション




コーヒーメーカーからサーモスタット、灌漑システムまで、PIC®マイクロコントローラ(MCU)は無数の組み込みアプリケーションの中心です。 開発者が次世代の PIC MCUアプリケーションをクラウドに移行させるには、通信プロトコル、セキュリティ、ハードウェア互換性に伴う複雑さを克服する事が必要です。 これらのアプリケーションの開発期間を短縮するため、マイクロチップ社は本日(元記事日付2019年2月22日)、 低消費電力PIC MCU、CryptoAuthentication™セキュア エレメント IC、認証済みWi-Fi®ネットワーク コントローラを組み合わせた、 Google Cloud IoT Core向けの新しい IoT (Internet of Things)ラピッド開発ボードを発表しました。

本ソリューションは、PIC MCUを使ったアプリケーションを簡単に接続およびセキュアにできるようにする事で、 大規模なソフトウェア フレームワークとリアルタイム オペレーティング システム(RTOS)につきものの開発期間の長期化、 コストの増加、セキュリティの脆弱化を防ぎます。Google Cloud IoT Coreは強力なデータとアナリティクスを提供し、より優れ、 よりスマートな製品の開発を支援します。

Google Cloudとの Microchip社の長年のパートナーシップの一環として、 PIC MCU アプリケーション設計者は PIC-IoT WG 開発ボード と無償のオンライン ポータル(www.PIC-IoT.com)を使って次世代製品にクラウド接続機能を簡単に追加できます。 接続後は、マイクロチップ社の MPLAB® Code Configurator (MCC)を使ってアプリケーションを開発、デバッグ、カスタマイズできます。 本ボードは以下を含むスマートデバイス、コネクテッド デバイス、セキュアデバイスを備え、コネクテッド アプリケーションを短時間で開発できます。

最近発表した AVR-IoT WG開発ボードに PIC-IoT WG開発ボードが加わる事で、設計者は任意のMCUアーキテクチャを柔軟に使ってクラウド接続型アプリケーションを簡単に開発できます。

[開発ツール]

PIC-IoT WG開発ボードは MPLAB X統合開発環境(IDE)と MCCラピッド プロトタイピング ツールでサポートされます。 本ボードは 450種類を超える MikroElektronika社製 Click boards™と互換です。これらを使うとセンサとアクチュエータの選択肢を広げる事ができます。 本キットを購入してオンライン ポータルサイトにアクセスすると、センサから発信されるデータを可視化できます。 PIC-IoT WG開発ボードと一緒に完全な基板回路図とデモコードも提供しているため、差別化した IoT 最終製品をお客様が短期間で市場に投入するのに役立ちます。

[在庫/供給状況]

PIC-IoT WG開発ボード(AC164164)は本日より量産出荷を開始します。詳細はお問い合わせください。(元記事日付2019年2月22日)

本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2019年2月22日より抜粋した内容を掲載しています。

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