高速および高分解能 A/D変換を求めるアプリケーションに対応するためマイクロチップ社は本日(元記事日付2019年3月7日)、 逐次比較レジスタ(SAR)型 A/D コンバータ(ADC)と、それら SAR ADCと組み合わせて使えるように設計した差動アンプを発表しました。

高温および強電磁界環境でも動作するように設計した MCP331x1(D)-xx ファミリには 1 Mspsの AEC-Q100認証済み 16ビット SAR ADCがラインナップされ、 車載および産業用アプリケーションに必要な信頼性を提供します。MCP6D11 差動アンプは、 ADCの性能を発揮するために低歪み高精度インターフェイスを提供します。

MCP331x1(D)-xxファミリは 12/14/16ビットの分解能、500 ksps~1 Mspsの速度を取り揃えているため、設計に適切な ADCを選択できます。 1.8 V固定のアナログ電源電圧(AVDD)と低電流動作(動作時電流): 1Mspsで 1.6 mA (typ.)、500 kspsで 1.4 mA (typ.)のおかげで、 広い入力フルスケール レンジを維持しながら超低消費電力を達成しています。

[開発ツール]

MCP331x1D-XX評価用キットを使うと、MCP331x1D-XX SAR ADCファミリデバイスの性能を評価できます。 本評価用キットには以下が含まれます。
• MCP331x1D評価用ボード
• データ収集用 PIC32MZ EF MCU Curiosityボード
• SAR ADCユーティリティ PCグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)。

[在庫/供給状況]

MCP33111と MCP33131は本日(元記事日付2019年3月7日)より量産出荷を開始いたします。それぞれリード付きの 10-MSOP (3 mm×3 mmパッケージ)とリードなしの 10-TDFN (3 mm×3 mmパッケージ)で提供いたします。 この 9 mm2のサイズは、市販 16ビット 1 Msps 差動 ADCとしては最小レベルのフットプリントです。MCP6D11は、8-MSOPまたは3 mm×3 mm 16-QFNパッケージで本日より量産出荷を開始いたします。 MCP331x1(D)-xx評価用キットも本日より提供いたします。

本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2019年3月7日より抜粋した内容を掲載しています。