マイクロチップ社は本日(元記事日付2026年1月29日)、maXTouch® M1ファミリのタッチスクリーン コントローラをさらに拡充した事を発表しました。今回の拡充により、最大42インチのフリーフォーム ワイド ディスプレイから2~5インチの小型スクリーンまで、さらに幅広い車載ディスプレイに信頼性が高くセキュアなタッチ検出を提供できるようになりました。ATMXT3072M1-HCと ATMXT288M1の両製品は、OLED(有機発光ダイオード)や microLED といった最新の技術をサポートすると共に、多様なディスプレイ サイズに対応するよう設計されています。

M1 コントローラは、マイクロチップ社独自のSmart Mutual タッチ取得方式と高度なアルゴリズムを採用する事で、前世代と比較してタッチSNR(信号/ノイズ比)を最大15 dB向上させました。Smart Mutual技術は、高い容量性負荷と大きなディスプレイ ノイズ結合にさらされる内蔵タッチセンサにおいても、信頼性の高いタッチ検出が可能になるよう設計されています。この機能は、オンセルOLED等の大型で薄型のディスプレイにとって特に重要です。これらのディスプレイでは、組み込みタッチ電極がより高い容量負荷とより大きなノイズ結合にさらされるため、他の静電容量式ソリューションでは、誤検出や検出漏れのリスクが高まる事が課題でした。

ATMXT3072M1-HCは、クラスタとCID(センター インフォメーション ディスプレイ)を一体化したような、連続した大型のタッチセンサ構造向けに設計されています。単一のハードウェア設計で左ハンドル車と右ハンドル車の両方のニーズに対応できるため、専用ハードウェアを設計する必要がなく、OEM のグローバル車載市場におけるサポートも簡素化できます。また、連続したタッチセンサ構造により、周囲の照明環境に左右されない均一な光学特性を維持できます。ホスト/クライアント構成のATMXT3072M1-HC ソリューションは、ホストMCUに対して1つのmaXTouchデバイスとして認識されます。タッチ座標を統合するための外部MCUが不要になるため、システム設計が簡素化されます。maXTouchクライアントとのやりとりは、maXTouchホストデバイスによって管理されます。

一方、小型スクリーン向けのATMXT288M1 は、従来のアナログ時計やAI ドライバ アシスタント等、スペース制約が厳しい小型車載ディスプレイ ソリューションへの高まる需要に応えるために設計されました。薄型ファインピッチ ボール グリッドアレイ(TFBGA60)パッケージを採用する事で、既存の最小クラスの車載認定済みmaXTouch製品と比較して、PCB(プリント基板)面積を20%削減しました。M1ファミリに TFBGA パッケージが採用されたのは、ATMXT288M1 が初となります。限られたスペースでOLED/microLED 技術を利用するアプリケーションに特に適しています。

マイクロチップ社の maXTouch M1 世代タッチスクリーン コントローラの詳細はウェブサイトをご覧ください。

[開発ツール]

ATMXT3072M1-HCおよびATMXT288M1タッチスクリーン コントローラは、マイクロチップ社の maXTouchエコシステムでサポートされています。開発向けにはmaXTouch Studio IDE(統合開発環境)、生産ラインのテストには MTA (maXTouch Analyzer)をご利用頂けます。また、Linux®、Android™、Windows®、AliOS、Automotive QNXT™、Zephyr®等、様々なRTOSプラットフォーム向けのホスト ソフトウェア ドライバをサポートしています。

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