
電化製品や各種機器のシステムコスト削減を追求する中で、ディスプレイの代わりに、高級感のある装飾とイルミネーション付きの静電容量式タッチボタン、スライダ、ホイールで構成された HMI(ヒューマンマシン インターフェイス)を採用する動きが広がっています。こうしたインターフェイスでは多数のタッチセンサが必要になる事が多く、従来のコントローラを使うと取得時間が長くなり、S/N 比(SNR)が低下するという課題がありました。こうした課題に対応するため、マイクロチップ社は本日(元記事日付2026年10月9日)、ターンキーの静電容量式タッチ製品ファミリを拡充するMTCH3380PおよびMTCH3240P コントローラを発表しました。これにより、メーカー各社は意匠性に優れたスクリーンレスHMIを、システムコストを抑えながら、よりシンプルな設計で実現できます。本デバイスは、マイクロチップ社のターンキータッチ コントローラ ポートフォリオで初めてボタン、スライダ、ホイールの並列センシングに対応した製品です。IEC/UL 60730クラスBの機能安全認証と最大 105℃での動作に対応しており、家庭用電化製品、屋外用、産業用アプリケーションに適しています。
MTCH3380P と MTCH3240P は、複数のセンサから同時にデータを取得する事で、多数のボタン、スライダ、ホイールに対応しながら、高速な応答時間と高いS/N比(SNR)を保ち、ノイズの多い動作環境でも確実にタッチを検出できます。この性能を実現しているのが、並列動作する 12 個のオンチップ A/D コンバータ ADC(ADC)です。対応センサ数は、MTCH3380P が自己容量式モードで最大 38、相互容量式モードで最大64、MTCH3240Pが自己容量式モードで最大24、相互容量式モードで最大32となります。センサ数が多い場合に生じやすい取得時間の増加も発生しません。
タッチ感度とノイズ耐性の向上により、厚いカバー部材を通した場合や手袋を着用した場合でも、確実なタッチ検出が可能です。これらの機能は、水分の付着や手袋での操作が日常的なオーブン、クックトップ、冷蔵庫、洗濯機等の家庭用電化製品に加え、耐久性の高い保護カバーと低温環境での確実な動作が求められるEV充電器、駐車メータ、キオスク端末等の屋外アプリケーションでも特に有効です。しやすくなります。
MTCH3380PおよびMTCH3240P は、お客様主導によるIEC 60730クラスB機能安全認証に対応しており、メーカー各社が規制要件への適合に向けて取り組む際にも役立ちます。マイクロチップ社のタッチセンシング エコシステムとターンキー コントローラは、設計、評価、テストを加速するために必要なハードウェア、ソフトウェア、開発リソースを提供するように設計されています。サポート内容には、mTouch® Studio開発環境、評価用ハードウェア、Linux®およびZephyr®向けホストドライバが含まれます。マイクロチップ社のターンキー静電容量式タッチ コントローラ ポートフォリオの詳細はウェブサイトを参照してください。
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