【Espressif新製品情報】次世代無線SoC「ESP32-C5」が量産開始
Espressif Systems(エスプレッシフ・システムズ)は、新製品となる無線SoC「ESP32-C5」の量産開始を発表しました。
ESP32-C5は、デュアルバンドWi-Fi 6(2.4GHz/5GHz)に加え、Bluetooth 5(LE)およびIEEE 802.15.4(Zigbee/Thread)を1チップに統合した高性能SoCです。
デュアルバンドWi-Fi 6対応による高い通信性能
ESP32-C5は、最新のWi-Fi 6(802.11ax)規格に対応しており、従来製品に比べ通信の安定性・スループット・省電力性が向上しています。
2.4GHzと5GHzの両帯域をサポートすることで、干渉の少ない環境での高速通信が可能です。

複数プロトコルの同時サポート
Wi-Fiに加え、Bluetooth 5(LE)およびIEEE 802.15.4規格にも対応。
これにより、スマートホームや産業機器など、複数の通信方式を利用するIoTシステムへの柔軟な統合が可能となります。

高性能CPUと低消費電力設計
240MHz動作の32bitプロセッサを搭載し、SRAM 384KBを内蔵。外部PSRAMにも対応しています。
また、省電力モードに最適化されたLP-CPUを搭載しており、バッテリー駆動機器にも適しています。
ソフトウェアサポートと開発環境
ESP32-C5は、Espressif独自の開発フレームワーク「ESP-IDF」でサポートされる予定です(バージョン5.5以降)。
また、「ESP-AT」や「ESP-Hosted」などのソフトウェアソリューションにも対応し、既存プラットフォームとの統合を容易にします。

今後の展開について
ESP32-C5は、Wi-Fi 6/Bluetooth LE/Zigbeeなど複数の無線通信を必要とするIoT分野において、幅広い応用が期待されます。
Espressifは今後も、性能と省電力性を両立した無線ソリューションを継続的に提供します。
お問い合わせ
製品の詳細については、Espressif公式サイトのニュースリリースも合わせてご参照ください。
https://www.espressif.com/en/news/ESP32-C5_Mass_Production
日本国内での販売および技術サポートは、Espressif正規代理店であるエム・シー・エム・ジャパン株式会社が担当しております。
ESP32シリーズの導入・評価・サンプル提供などについては、お気軽にお問い合わせください。
▶ エム・シー・エム・ジャパン株式会社
URL: https://www.mcm.co.jp/category/espressif/
