GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)とタッチスクリーンはロボット、産業機械から、医療機器、 車載計器、ホーム/ビルディング オートメーションまで、多くのアプリケーションに直感的なユーザ体験を提供します。 優れた GUIを使う事でエンドユーザは情報を迅速に処理し、適切な操作を行う事ができます。 マイクロチップ社は本日(元記事日付2020年9月23日)、同社の 32 ビット MPU(マイクロプロセッサ) 向け GUI 開発ツールキットを発表しました。この Linux 向けツールキットを使う事で産業、医療、コンシューマ、 車載用グラフィック ディスプレイの開発コストを削減、開発期間を短縮できます。

マイクロチップ社の Ensemble Graphics Toolkit は、システム イン パッケージおよびシステム オンモジュール製品を含む同社の Arm® Cortex®-A5 SAMA5/SAM9 シリーズ およびARM926EJ-S™プロセッサベース MPU 向けの無償のオープンソース C++ GUI スイートです。 本ツールキットは Linux オペレーティング システムを実行するマイクロチップ社 32 ビット MPU 向けに最適化されています。 グラフィック コントローラ、ビデオデコーダ等のハードウェア アクセラレータを利用する事で、 XGA (1024×768)までの低/中解像度のグラフィック ディスプレイで優れたユーザ体験を実現します。

Ensemble Graphics Toolkit は、ライセンス費用もロイヤリティも不要です。本ツールキットはベアメタル/RTOS 向けMPLAB® Harmony Graphics Suite 組み込みソフトウェア開発 フレームワークを補完するものです。こちらも無償でロイヤリティ フリーです。

Ensemble Graphics Toolkit は、マイクロチップ社の Linux4SAM メインライン LTS (Long Term Support)に統合されています。 Linux4SAM は、マイクロチップ社の MPU ファミリのサポートに加え、maXTouch®タッチスクリーン コントローラ、メモリ、 電源管理およびアナログ、有線/無線ネットワーク コンポーネント/モジュールを含む製品のドライバも幅広くサポートしています。 Linux4SAM は随時更新されており、マイクロチップ社の全 MPU を製品寿命にわたってサポートしています。

[開発ツール]

マイクロチップ社の Ensemble Graphics Toolkit は、 ソフトウェアとツールの包括的フレームワーク スイートです。トレーニングとサポートについては www.microchip.com/EGT をご覧ください。

[価格]

マイクロチップ社の Ensemble Graphics Toolkit は、全てのユーザに無償かつロイヤリティ フリーで提供しており マイクロチップ社がサポートを提供します。 本ツールキットはパーミッシブ Apache 2.0 オープンソース ライセンスに基づいています。

本記事は、マイクロチップ社プレスリリース2020年9月23日より抜粋した内容を掲載しています。
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