セキュリティと機能安全に対する要求が変化し、リアルタイム組み込みアプリケーションの複雑化も進む中で、設計者は高い精度、優れた信頼性、業界標準への準拠を実現する革新的なソリューションを追求する必要に迫られています。このような課題に対処するため、マイクロチップ社は本日(元記事日付2025年6月19日)、dsPIC33A DSC 製品ラインにdsPIC33AK512MPS512およびdsPIC33AK512MC510DSC(デジタルシグナル コントローラ) ファミリを追加する事を発表しました。これらのデバイスにより計算負荷が高い制御アルゴリズムの実装が可能になり、モータ制御、AI サーバ電源、エネルギ貯蔵システム、ML(機械学習)ベースの推論を使った複雑なセンサ信号処理でエネルギ効率を向上できます。

dsPIC33AK512MPSファミリは業界をリードする78psの高分解能 PWM(パルス幅変調)と低レイテンシの40 Msps ADC により高精度の高速制御を可能にする事で、SiC(シリコン カーバイド)およびGaN(窒化ガリウム) ベースのDC-DCコンバータの性能を最適化するために欠かせない高速かつ正確な制御ループを実現します。また、dsPIC33AK512MPS は先進のセキュリティ機能と内蔵タッチ コントローラを備えた、最大128 ピンの多ピンデバイスです。もう一方のdsPIC33AK512MCファミリは低レイテンシの40 Msps ADCと分解能1.25 ns の PWMを提供するように設計されており、マルチモータ制御アプリケーションと複雑な組み込みアプリケーション向けの、機能とコストが最適化されたソリューションを実現します。

dsPIC33A DSCファミリは最大512KBのフラッシュと豊富な周辺モジュールを備え、数値計算を高速化する倍精度浮動小数点ユニットを内蔵しています。また、32ビット アーキテクチャを利用してモデルベースの設計コードのシームレスな導入を可能にします。シングルサイクルのMAC演算および200 MHzのコア速度を含むDSP(デジタル信号処理)機能と拡張命令セットを備えたdsPIC33Aデバイスは、低レイテンシのリアルタイム制御アプリケーションで高効率を実現します。また MPLAB®機械学習開発スイートでサポートされているため、データ準備、特徴抽出、トレーニング、検証、最適化モデルのファームウェア変換を自動化する事でMLワークフローを効率化できます。

各種のハードウェア安全機能を備えたdsPIC33AK512MPS/MC DSCは機能安全規格に準拠しており、ISO(国際標準化機構)26262 と IEC(国際電気標準会議)61508 のプロセスに従って開発されているため、セーフティ クリティカルな車載アプリケーションと産業用アプリケーションに適しています。システムレベルのセキュリティをさらに強化するため、dsPIC33AK512MPS DSC ファミリは内蔵暗号化アクセラレータとフラッシュ セキュリティ モジュールを搭載しており、書き換え不可のルートオブ トラスト(信頼の基点)、セキュアブート、セキュア ファームウェア アップグレード、セキュアデバッグ機能を提供します。

マイクロチップ社のdsPIC33A DSCファミリの詳細はウェブサイトをご覧ください。

[開発ツール]

dsPIC33AK512MPS/MC DSC は MPLAB XC-DSC コンパイラ、MPLAB Code Configurator (MCC)、MPLAB機械学習開発スイートを含む、マイクロチップ社の開発ツール エコシステムでサポートされています。また、モータ制御、デジタル電力変換、汎用組み込みアプリケーションの開発をサポートするため、別途デュアル インライン モジュールが提供されています。dsPIC33AK512MPS/MC DSCはWHIS社のSAFERTOS®リアルタイムオペレーティングシステム、Lauterbach社のTRACE32®デバッガ、その他を含むパートナー ソフトウェアおよびツールでもサポートされています。

[価格と在庫/供給状況]

dsPIC33AK512MPS/MC DSCは本日(元記事日付2025年6月19日)より受注を開始し、大量注文時の単価は 1.50 ドルからです。詳細とご購入はお問い合わせください。