産業用オートメーションとデジタル トランスフォーメーションは、民生用OT (Operational Technology)展開のニーズに対応するスケーラブルで標準化されたネットワーク ソリューション市場の成長を後押ししています。オートメーション メーカーに包括的なネットワーク ソリューションを提供するため、マイクロチップ社は本日(元記事日付2023年8月23日)、4つのポート、AVB (Audio-Video Bridging)/TSN (Time Sensitive Network)、2つの内蔵10/100/1000BASE-T PHY、600 MHz Arm® Cortex® -A7 CPUサブシステムを備えたLAN9662 Gigabit Ethernetスイッチを発表しました。

LAN9662は産業用Ethernetアプリケーションに対応できるよう、Ethernetフレームを転送中に変更できるRTE (Real-Time Engine)を備えているため、周期的データレートの高速化とレイテンシの縮小が可能です。LAN9662はOPC/UA (OPC Unified Architecture)、PROFINETソフトウェア スタック等の主要な業界標準に準拠しており、産業用ネットワーク アプリケーションに求められる決定論的処理時間機能を備えています。

2つの内蔵PHYを備えたLAN9662は、様々なデイジーチェーン接続方式に対応する超低レイテンシを実現します。これらのPHYインターフェイスを使う事で、決められた時間内で高速にデータを処理し、モータ、コンベヤ、多軸ロボット コントローラ等のオートメーション アプリケーションに求められる信頼性の高いネットワークを実現できます。

LAN9662は最大2つのRGMII/RMII、最大2つの1000BASE-X/SerDes/2.5GBASE-X/KX、1つのクワッドSGMII/クワッドUSGMIIインターフェイスをサポートしています。これらの構成可能なインターフェイスを使うと、必要に応じて様々な物理層や相互接続にアクセスできます。

マイクロチップ社は産業グレードのネットワーク ソリューションの定評あるサプライヤであり、決定論的なスイッチングとフォルト トレラントな冗長性を備えた高信頼性、高電力効率、高集積製品の幅広いポートフォリオを提供しています。同社の製品は、各種産業用アプリケーションの全般にわたってEthernetを展開する上での複雑さとオーバーヘッドを大幅に低減します。マイクロチップ社のEthernetソリューションの詳細は、こちらをクリックしてください。

[開発ツール]

LAN9662は、マイクロチップ社のスイッチAPI、EVB-LAN9662、EVB-LAN9662キャリアボードでサポートされています。Platform BSP、Linux® Switchdev、PROFINET ソフトウェア スタックによるソフトウェア サポートも提供されています。

[在庫/供給状況]

LAN9662は本日(元記事日付2023年8月23日)より受注を開始いたします。

詳細はお問い合わせください。