Ethernetテクノロジは産業用機器のリアルタイム接続および制御に必要な信頼性の高い高速通信を提供します。また、高い拡張性と柔軟性を持ち、TSN などのプロトコルにも対応できるため、要求の厳しい産業用環境でシームレスな統合を実現します。マイクロチップ社は本日(元記事日付2025年9月19日)、マルチポート構成と機能オプションで信頼性と柔軟性を最大化する、次世代のLAN9645xFおよびLAN9645xS Gigabit Ethernetスイッチの発売を発表しました。

マイクロチップ社のLAN9645xF/S スイッチは、特定のアプリケーション ニーズに対応できるように複数の構成で提供されています。また、5ポート/7ポート/9ポートから選択可能で、最大5つの内蔵10/100/1000BASE-T PHYを搭載しています。さらに、スタンドアロンのアンマネージド システム構成、または接続ホストで Linux® DSA (Distributed Switch Architecture)を完全サポートしたマネージドモードのどちらでも動作することができるため、より柔軟性の高い運用を可能にします。

LAN9645xF デバイスは、マネージドモードでの動作時に、TSN (Time-Sensitive Networking)やAVB(オーディオ/ビデオブリッジ)等の優れた機能をサポートします。また、PRP (Parallel Redundancy Protocol)と HSR (High-availability Seamless Redundancy)に関するIEC 62439-3規格に準拠した冗長性によりネットワークの信頼性が強化されるため、障害発生時でもシームレスなフェイルオーバーとゼロパケットロスを実現します。一方、LAN9645xS デバイスは、標準的な Ethernet スイッチング機能と一部のPTP(高精度時刻同期プロトコル)をサポートしており、低コストのアンマネージド スイッチとして使う場合に最適です。

マイクロチップ社の LAN9645xF/S は、産業用 Ethernet アプリケーションに加え、航空宇宙/防衛、データセンター、持続可能性等の市場向けに、適応力に優れた高性能ネットワーク ソリューションを提供します。また、これらのEthernet デバイスはMCU、メモリ、タイミング ソリューションを含むマイクロチップ社のエコシステムとシームレスに統合できるため、要求の厳しい環境で信頼性の高いスケーラブルなネットワークを実現します。マイクロチップ社の Ethernet ソリューションの詳細はウェブページを参照してください。

[開発ツール]

LAN9645xF および LAN9645xS スイッチは、互換性のある Curiosity EVB(評価用ボード)と組み合わせて使うためのLAN96459 EDS2ドータカード(EV14H52A)、およびアンマネージドのデモに対応するLAN96459アンマネージド ベースボード(EV03E14A)でサポートされています。LAN96459 EDS2 ドータカードは、ホストのCuriosity EVB と共に使う場合、Linux® DSA (Distributed Switch Architecture)ソフトウェアを利用します。

[価格と在庫/供給状況]

LAN9645xF および LAN9645xS スイッチは本日(元記事日付2025年9月19日)より数量限定でサンプル出荷を開始いたします。ご購入はお問い合わせください。