車載ネットワークがゾーン型アーキテクチャへ移行する中、自動車業界の設計者は、増え続けるセンサやアクチュエータの接続に関する課題に直面するケースが多くなっています。従来のアプローチは、各ネットワーク ノードがマイクロコントローラとカスタム ソフトウェアに依存している場合が多く、それがシステムの複雑化、コストの増大、開発期間の長期化を招いています。この課題を解消するため、マイクロチップ社は本日(元記事日付2025年11月13日)、RCP (Remote Control Protocol)を活用した10BASE-T1Sエンドポイント デバイスのLAN866xファミリを発表しました。本ファミリは、Ethernet接続を車載ネットワークの末端まで拡張し、SDV(ソフトウェア定義型自動車)のビジョンを実現します。

LAN866xエンドポイントは、Ethernetパケットをローカルのデジタル インターフェイスへ直接変換するブリッジとして機能する事で、ネットワーク統合を簡素化するよう設計されています。従来のソリューションと異なり、ソフトウェアレスで動作するよう設計されているため、ノードごとにソフトウェアを開発する必要がなくなり、シリコンの使用量と実装面積を削減できます。本エンドポイントは、規格に準拠したRCPプロトコルに対応しており、データ ストリーミングとデバイス管理の観点でエッジノードの一元管理を可能にします。10BASE-T1Sマルチドロップ トポロジを活用する事で、オールEthernetのゾーン型アーキテクチャをサポートし、配線、ソフトウェア統合、コストの削減に役立ちます。

LAN866xエンドポイントは、各ノードでのソフトウェア開発の必要性をなくす事で、ハードウェア コストと開発コストの両方を削減し、開発期間を短縮し、システム アーキテクチャを簡素化するよう設計されています。本エンドポイントは、照明(室内灯、フロントライト、テールライト等)、オーディオ システム、幅広い制御機能等、重要な車載アプリケーションに最適です。また、これらのアプリケーションでは、Ethernetデータをローカルのデジタル インターフェイスへ直接ブリッジし、照明用LEDドライバの制御、マイクやスピーカとのオーディオデータ送受信、ネットワーク経由でのセンサおよびアクチュエータ制御を行います。

マイクロチップ社のSPE (Single Pair Ethernet)ソリューションは、1組のツイストペア ケーブルを介した信頼性の高い高速データ転送を実現するトランシーバ、ブリッジ、スイッチ、開発ツールを幅広く提供しており、10BASE-T1S、100BASE-T1、1000BASE-T1に加え、それ以上の高速な規格にも対応しています。これらのソリューションは、車載、産業、ビルディング オートメーション等のアプリケーションにおいて配線の簡素化、コスト削減、Ethernet接続の効率化を実現すると同時に、相互運用性と拡張性を確保するよう設計されています。マイクロチップ社のSPEソリューションの詳細はこちらのウェブページを、車載Ethernetソリューションの詳細はこちらのウェブページを参照してください。

[価格と在庫/供給状況]

LAN866xファミリは本日(元記事日付2025年11月13日)よりサンプル受注を開始します。
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